スタンダードドレス(モダンドレス)の水洗い
2016.04.05
みなさま、こんにちは社交ダンスウエア(燕尾服、タキシード、ドレス)を美しくケア(クリーニング、メンテナンス)できる店
のだクリーニング店長の野田です。
本日は、スタンダードドレス(モダンドレス)を水洗いでお手入れさせていただきましたので、ご紹介いたします。
まずは、点検からです。
ドレスをよく観察します。全体、細部のコンディションが現在どうなのか?
装飾、肩紐、ゴム紐、袖のゴム紐、胸パット、ファスナー、各所の縫い目の状態、生地全体などは
傷んでないか?経年劣化で朽ちかけていないか?各部品がちゃんと固定されているか?
裏側も、ひっくり返してチェックします。
衿回り、脇、そでぐち、裾はどのくらい汚れているか?全体の汚れはどうか?
大まかなにいうとこんなところですが、もっと細部まで見ています。
次は、診断
点検内容から、最適な処置を決めます。ここで重要なのは、汚れ中心で診断するのではなく、
ドレス中心で診断することです。
次は、採寸
必ずお預かりしたドレスは採寸します。オーダーメイド服は左右の寸法が違いますので、必ず左右両方採寸します。
次は、カルテ作成
生地の種類、色、左右両方の寸法、汚れ・ほつれなどのコンディションをカルテに記入します。初回以降のカルテは継続して保存され、ドレスががいつどの状態にあったかが記録されます。
もちろん、写真撮影も行い、データとして保存いたします。
次は、水洗い
ドレスを丁寧に水洗いします。ドライクリーニングでは不可能な汗抜きが可能となります。洗剤はウールやシルクなどにも優しく、体に影響がないと言われているものを使って洗います。
もちろん、手洗いで、赤子を洗うように優しく優しく洗います。ここでも採寸して誤差がないかチェックしています。
次は自然乾燥
特殊なハンガーや道具を使い整形しつつ生地になるべく温度差を与えないように、自然乾燥を行います。
次は、装飾修理など
ご依頼によって、ゴム紐替え、胸パット交換、飾り石の貼り付けなどあれば、丁寧に修理いたします。
次はプレス
テーラードプレスを基本とした技法で生地に張りと艶をだして、シルエットを整えます。
次は後点検
お手入れの終わったドレスがちゃんと美しく出来上がっているか確認します。
お手入れ後のスタンダードドレス(モダンドレス)です。
本日もブログを読んでいただき、ありがとうございました。
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